ラグビーの話題が無い"農閑期"的なタイミングは映画のことを雑記的に綴りたいと思います。ご興味のある方はお付き合いください。
映画監督のデイヴィッド・リンチ氏が先月お亡くなりになりました。享年78歳。ご冥福をお祈りいたします。
監督の作品で初めて鑑賞したのが『エレファント・マン』(1980年)。日本公開が1981年でしたから、私は高校1年生でした。今は無き地元佐久市の映画館・野沢演芸館にて鑑賞。当時2本立て興行で併映が確か『夕暮れにベルが鳴る』というスリラーだったと記憶しています。『エレファント・マン』の前座的に観たこのスリラー、ストーリーは詳しくは覚えていないのですがラストで心臓が止まるくらい驚かされるシーンがあってこのことだけは今でも覚えています。感動作を観る前に肝を冷やすという・・・2本立てならではの楽しみでした。
その後社会人になって映画関係の仕事に携わって、仕事で関わった唯一の監督作品がMGM作品『ブルーベルベット』(1986年)のDVDでした。
日本でも大ヒットした『ツイン・ピークス』にはそれほどハマらず、個人的に好きな作品は『マルホランド・ドライブ』(2001年)と『ストレイト・ストーリー』(1999年)の2本です。
今回はDVD/Blu-rayを保有している『マルホランド・ドライブ』のBlu-ray(4Kスキャン版)を鑑賞しました。
現実と虚構、回想や空想などが入り混じったストーリー展開は初見で見抜くには少々難解で、何度も劇場に足を運ぶ映画ファンが続出。当時の配給元は2回目の鑑賞からは1,000円で観られるというユニークなキャンペーンを張った。
テーマは所謂"ハリウッドの闇"。デイヴィッド・リンチ監督自らの苦難の経験を描いたのではないかとも言える本作。ナオミ・ワッツとローラ・エレナ・ハリングが美しく観るものを引き込んでいく。見直すと前半が虚構で後半が現実という筋書きで、虚構の部分は主人公の後悔や現実逃避が作り上げたものだろうと想像がつく。展開する愛憎劇、現実と虚構の境界線に頭を巡らしながら久しぶりに楽しませていただきました。
今の若い人はこういう小難しい映画は好まない傾向が強く、予定調和なものしか見ないらしい。洋画が毎年低迷して、邦画中心の内向きなトレンドに収斂していく流れは文化としてかなり危機的な状況だと思います。
さて、ファンが何度も劇場に足を運んだ本作は、観た者がそれぞれに好きに作品を解釈する自由に溢れています。これぞデイヴィッド・リンチ監督作品の醍醐味でもあります。今はブログで丹念にまとめられている方が多いので、作品に対する疑問の答えは様々に用意されています。いくつかリンクを用意しました。
また、「デヴィッド・リンチによる10のヒント」というのが用意されていて、映画公開時は、オフィシャルサイトにも掲載されていたほか、DVDのインサーション(封入物)にもデザインされていました。
■Blu-rayとDVD


★DVDに入っていた「10のヒント」

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映画監督のデイヴィッド・リンチ氏が先月お亡くなりになりました。享年78歳。ご冥福をお祈りいたします。
監督の作品で初めて鑑賞したのが『エレファント・マン』(1980年)。日本公開が1981年でしたから、私は高校1年生でした。今は無き地元佐久市の映画館・野沢演芸館にて鑑賞。当時2本立て興行で併映が確か『夕暮れにベルが鳴る』というスリラーだったと記憶しています。『エレファント・マン』の前座的に観たこのスリラー、ストーリーは詳しくは覚えていないのですがラストで心臓が止まるくらい驚かされるシーンがあってこのことだけは今でも覚えています。感動作を観る前に肝を冷やすという・・・2本立てならではの楽しみでした。
その後社会人になって映画関係の仕事に携わって、仕事で関わった唯一の監督作品がMGM作品『ブルーベルベット』(1986年)のDVDでした。
日本でも大ヒットした『ツイン・ピークス』にはそれほどハマらず、個人的に好きな作品は『マルホランド・ドライブ』(2001年)と『ストレイト・ストーリー』(1999年)の2本です。
今回はDVD/Blu-rayを保有している『マルホランド・ドライブ』のBlu-ray(4Kスキャン版)を鑑賞しました。
マルホランド・ドライブ / MULHOLLAND DRIVE(2001年)

【監督・脚本】デイヴィッド・リンチ
【音楽】アンジェロ・バダラメンティ
【出演】ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング、アン・ミラー、ジャスティン・セロー
【ストーリー】夜のマルホランド・ドライブ道路で自動車事故が起こる。事故現場から一人生き延びた黒髪の女性は、助けを求めにハリウッドまでたどり着く。女性が偶然潜り込んだ家は、有名な女優ルースの家だった。ルースの姪である女優志望のベティに見つかった黒髪の女性は、部屋に貼られていた女優リタ・ヘイワースのポスターを見て、反射的に「リタ」と名乗った。彼女はベティに自分が事故で記憶喪失になっていると打ち明ける。リタのバッグには大金と青い鍵。ベティはリタの失った記憶を取り戻すことに協力する。(Wikiより)
【受賞】カンヌ国際映画祭監督賞、全米批評家協会賞作品賞、NY批評家協会賞作品賞、LA批評家協会賞監督賞
【受賞】カンヌ国際映画祭監督賞、全米批評家協会賞作品賞、NY批評家協会賞作品賞、LA批評家協会賞監督賞
現実と虚構、回想や空想などが入り混じったストーリー展開は初見で見抜くには少々難解で、何度も劇場に足を運ぶ映画ファンが続出。当時の配給元は2回目の鑑賞からは1,000円で観られるというユニークなキャンペーンを張った。
テーマは所謂"ハリウッドの闇"。デイヴィッド・リンチ監督自らの苦難の経験を描いたのではないかとも言える本作。ナオミ・ワッツとローラ・エレナ・ハリングが美しく観るものを引き込んでいく。見直すと前半が虚構で後半が現実という筋書きで、虚構の部分は主人公の後悔や現実逃避が作り上げたものだろうと想像がつく。展開する愛憎劇、現実と虚構の境界線に頭を巡らしながら久しぶりに楽しませていただきました。
今の若い人はこういう小難しい映画は好まない傾向が強く、予定調和なものしか見ないらしい。洋画が毎年低迷して、邦画中心の内向きなトレンドに収斂していく流れは文化としてかなり危機的な状況だと思います。
さて、ファンが何度も劇場に足を運んだ本作は、観た者がそれぞれに好きに作品を解釈する自由に溢れています。これぞデイヴィッド・リンチ監督作品の醍醐味でもあります。今はブログで丹念にまとめられている方が多いので、作品に対する疑問の答えは様々に用意されています。いくつかリンクを用意しました。
また、「デヴィッド・リンチによる10のヒント」というのが用意されていて、映画公開時は、オフィシャルサイトにも掲載されていたほか、DVDのインサーション(封入物)にもデザインされていました。
■Blu-rayとDVD


★DVDに入っていた「10のヒント」

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