
1.試合結果
■トップリーグ(開幕節)
・NTTコム 41 – 13 Honda
・パナソニック 55 – 14 リコー
・クボタ 43 – 17 宗像サニックス
・トヨタ自動車 34 – 33 東芝
・神戸製鋼 47 – 38 NEC
・キヤノン 24 – 26 NTTドコモ
・三菱重工相模原 7 – 75 サントリー
・日野 17 – 52 ヤマハ発動機

・キヤノン 24 – 26 NTTドコモ
・三菱重工相模原 7 – 75 サントリー
・日野 17 – 52 ヤマハ発動機

■トップチャレンジリーグ(2節)
・豊田自動織機 90 – 12 中国電力
・コカ・コーラ 35 – 0 九州電力


2.TV観戦メモ
個人的な注目ポイントは、●来る「新リーグ」1部参入を目指して、どのくらいの番狂わせ的な試合が生まれるのか
●世界のトッププレーヤーたちのプレー
●明治OBたちの活躍
あたりです。開幕節のフォーカスは「トヨタ自動車 vs.東芝」「キャノン vs.NTTドコモ」です。
■トヨタ自動車 vs.東芝
ラストワンプレーまでわからない好ゲームでした。前半の東芝の拙攻と失点が痛かったですね。トヨタはサインプレーなどを生かしたフェーズの少ない効率的なトライで前半をリード、対する東芝はキックを多用しないアタッキングラグビーで敵陣深くに攻めても中々トライまで奪えなかった。それでも前半最後にモールでトライを取ってからは、後半は東芝にテンポが戻り、得点力がアップ。トヨタのフーバーが登場して盛り上がる中、1点差まで追い詰め、自陣からのアタックもスリリングでした。東芝はPKの後のマイボールラインアウトのミスがもったいなかったです。明治出身、トヨタの高橋汰地選手が見事MOMを受賞!!6点差に追い詰められた後のキックオフリスタートを見事にマイボールにして、その後の一連の攻撃でトライを取ったり、終始攻守にわたって活躍しました。次戦も期待しています。キアラン・リード、マイケル・フーバーが出る中で、リーチ マイケルも接点で意地のプレーを魅せるなど見せ場の多かった好試合でした。
■キャノン vs.NTTドコモ
期待通りの好試合で、プチ❝番狂わせ❞でした。ドコモは外国人枠の関係等でマピンピのメンバー入りがありませんでしたが、ペレナラを中心に最後までチームがまとまりました。前半、ドコモがシンビンで1人欠いて、スクラムでのペナルティトライ寸前というピンチを回避して前半拮抗した状態で後半を迎えられたことが大きかったですね。キャノンは何となくですが、昨年と同様でチーム力はあるのに今一つ得点力に欠けているところがあり、この試合でも突き放すところまでいかないままラストで逆転されました。最後は不用意なペナルティ2発で自滅的な流れでしたが、ドコモの川向選手はPGをよく決めました。ペレナラをはじめ来日した選手はボールへの反応が早く、前後左右をよく見ているのがわかります。国内の選手も学ぶところが多いのではないでしょうか。キャノンは沢木新監督、田村優新主将のもと上位食いできるチームであり、次戦以降の奮起を期待しています。
■パナソニック vs.リコー
リコーが先制するものの、前半好機でのマイボールラインアウトのミスが続いて、流れを引き寄せられなかった。リコーのCTBジョー・トマネは、色んな場面で的確にボールに絡んでいた印象で、楽しみな補強だと思いました。明治出身のルーキー、武井日向選手は後半に出場。これからも楽しみにしています。
■NTTコム vs.Honda
グレイグ・レイドローが先発で登場。格上のプレーを随所に魅せて、NTTコムがリードするものの圧倒的に突き放すほどでもない感じの中、後半17分、NTTコムにシンビン。ここに至る一連の流れでHondaがトライできなかったのがこの試合のポイントだったと思います。この後は、数的不利となったNTTコムが逆に奮起してトライを量産して突き放しました。Hondaの明治OB渡部寛太君、ダイナミックなランを随所に披露していました。
3.メディア・レビュー
■トップリーグ■トップチャレンジリーグ
4.雑感
無事にスタートしたのは何よりです。ここまで徹底したPCR検査を実施して感染確認者をゼロにして衛生管理していることをはじめ、チケット発売の管理等々、関係者の並々ならぬご尽力は素晴らしいです。開幕後は「抜き打ち」検査でやると一部で報じられていたようですが、できれば毎週実施して欲しいところです。先日、近畿高校ラグビーフットボール大会で東海大大阪仰星がコロナ感染で途中棄権したこともあり、こればかりは気が抜けないからです。25チーム参加する予定の新リーグが3部制となることがわかり、そうなると「9」「8」「8」チームベースでの分け方となり、最上位の1部は「8」か「10」くらいがベストかと思っていました。「高質で均衡した試合の醸成」が今回のテーマの一つであり、チーム数を一定数に絞らないと消化試合的な試合が多く生まれてしまうからです。「8」か「10」だと今回最後のトップリーグでは生き残りをかけたかなりハードな試合が生まれて面白い1年になると期待していましたが、結局「12」になりました。これだと現行の「16」の中で入替戦行き「2」、自動降格「2」を抜いた感じとなり、あまり変わらない。少し"救済"措置が発動して、甘い対応になったのかなと思います。一昨年の順位を見ると、
1. 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
2. サントリーサンゴリアス
3. ヤマハ発動機ジュビロ
4. トヨタ自動車ヴェルブリッツ
5. NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
6. パナソニック ワイルドナイツ
7. クボタスピアーズ
8. リコーブラックラムズ
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9. Honda HEAT
10. NECグリーンロケッツ
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11. 東芝ブレイブルーパス
12. キヤノンイーグルス
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13. 宗像サニックスブルース
14. 日野レッドドルフィンズ
15. NTTドコモレッドハリケーンズ
16. 三菱重工相模原ダイナボアーズ
という感じです。「8」か「10」だと当落線上にいるチームを含めた攻防が面白くなりますが、「12」だとレギュラーチームがほぼキャッチアップされてしまうイメージです。そんな中でも、NTTドコモがキャノンに勝ったのは大きい。また、敗れはしたもののNECの健闘も期待材料のひとつである。こういう試合が増えることを期待しています。
5.マッチレビュー
6.関連書籍
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コメント
コメント一覧 (2)
私も明治OBの活躍楽しみに見ました!ただ個人的にはキャノンの安くんとクボタの山崎くんがベンチにも入っていないのが残念でなりません。
特に山崎くんは練習試合にもほぼスタメンで出ていたので期待していたのですが故障でしょうか?
なにかご存じでしたら教えていただけると嬉しいです。