対抗戦
この節あたりから、大学選手権の出場権の有無が確定し始めることになります。
関西は混迷するかと予想していましたが、思った以上に上位と下位の差が激しく、すんなり4校が決まりそうな感じです。
試合結果
■関東大学対抗戦A(5節)
・慶應義塾大 3 – 40 明治大
・日本体育大 37 – 18 青山学院大
・早稲田大 34 – 32 帝京大
・筑波大 87 – 19 成蹊大

■関東大学リーグ戦1部(5節)
・流通経済大 22 – 21 大東文化大
・東海大 46 – 15 法政大

■関西大学Aリーグ(5節)
・関西学院大 63 – 19 摂南大
・同志社大 19 – 27 京都産業大
・近畿大 40 – 36 大阪体育大
・天理大 73 – 7 立命館大
TV&オンデマンド観戦メモ
対抗戦
全勝の明治と早稲田は3位以上が見えました。早稲田は帝京に勝っているので、実質的には2位以上でしょうか。慶應が3敗で厳しい位置になりました。筑波 vs.日体大が興味深いカードですが、どちらが勝っても当該校同士の対戦で慶應が負けているので、慶應は残りの早稲田と帝京に勝って、帝京・筑波 or 日体大・慶應の3すくみとなったときに、得失点差でのチャンスが残っていそうなので、自力&他力での結果待ちですね。
■早稲田 vs.帝京
早稲田が帝京から9年ぶりの勝利をあげた。早稲田にとっては、キーマンであるHB齋藤、岸岡が最終学年である今年が大学日本一を狙える貴重なチャンスであり、これを逃したくはないという勝利への執着心を魅せた試合でした。早稲田は、大学随一である持ち前のBKを生かしたトライを演出、対する帝京はスーパーラグビー的な切り返しのトライが多く、そのコントラストは面白かったが、両チームともやや失点が多かった印象。特に帝京は、もっと厳しいディフェンスができた試合だったのではないかと思います。ややあっさりトライを取られ過ぎたイメージがありました。早稲田はスクラムでも優位に立つシーンが多く、FW/BKともにバランスの取れたチームに仕上がってきました。メディアも過剰に盛り上げています。
関東大学リーグ戦1部
東海の1強に変わりなく、TOP3は、東海・流経大・日大になりそう。日大が残り試合で不用意な黒星を屈しないという前提ですが。
■東海 vs.法政
東海は安定していますね。リーグ戦の中では、敵なしといった感じです。大東大、流経大がどの程度意地を見せるかによりますが、東海としては強い相手と戦うことなく大学選手権に入ることが、いちばんの心配材料ではないでしょうか。法政は良い選手が揃っているだけに、もっと上位に食い込んでリーグ戦を面白くさせてほしい。
■大東文化大 vs.流経大
前節の同志社 vs.関西学院と同じく、後半終わり間際でのPKの選択が問われた試合でした。大東大は、キックの位置はやや難しいところだったかもしれませんが、PGを選択して決まればノーサイドで逆転勝ちの場面でスクラムを選択して、結果マイボールを失ってノーサイド。ワールドカップをはじめ海外のテストマッチにおけるPGの重要性は、ワールドカップ2019でもリアリティを感じることも多く、"トライを取りに行く"という選択が単に"学生らしい"ということで認容されてしまうならば、それはどうかなと思います。大東大はPGで勝っていれば、選手権出場の可能性を残すことができたはずなので、選手間の信頼とゲームプランの意思決定、チームとしての方針というものの曖昧さが学生の試合にはまだ少なからずあるのかなと感じた試合でした。
関西大学Aリーグ
天理、同志社、京産大と関西学院と近畿大の勝者で4校が決まりそうです。
■同志社 vs.京産大
前日の試合結果で、久しぶりの大学選手権出場を決めていた同志社。試合は一進一退の攻防で、現地観戦している方はとても盛り上がっていたと思いますが、私的にはいまひとつ"スイングしていない"感がありました。何ででしょうね。おそらく京産大は外国人選手3人を先発で出しながらも、アタックでうまく使いきれていないというところ、同志社はバックスを中心とした個々の個人技に依存したプレーが多かったからかな、というところです。ところが、これがたまたまなのかもしれませんが、京産大がシンビンで1人欠いて、同志社に1トライ取られたあたりからチームがまとまったという予想外の効果が後半有り、ようやく試合らしくなった感じです。こう見ると、天理は外国人選手の使い方も要領を得ているので、チームのバランスも良い。その差が天理一強を生んでいるのでしょう。
メディアレビュー













 
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