今年観た映画を簡単にまとめます。個人的な評価は、★が5個で満点です。
全体の感想としては、洋画の勢いの復活を少し感じます。これは、もちろん邦画の実写作品の質的低下による反射的な効果も要因の一つです。実質的な興収の屋台骨を支えている邦洋のアニメは、まったく観ていません。
監督 : ジャウマ・コレット=セラ
出演 : リーアム・ニーソン、ヴェラ・ファーミガ
評価 : ★★★★

監督 : マーティン・マクドナー
出演 : フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル
評価 : ★★★★
娘を殺された母親が、その怒りを犯人を捕まえることができない地元警察に向けて3枚の屋外看板広告に掲出する。当初関係者の怒りは、それぞれに向かうのだが、やがてベクトルが同じ方向に収斂していくプロセスがとてもスリリングで、観ている私の予想を裏切ってとても面白い作品でした。
監督 : 木村文洋
出演 : 柳沢茂樹、長尾奈奈、古屋隆太、西山真来
評価 : ★★★★
ポレポレ東中野で鑑賞。人生初の東中野でした。有名な結婚式場の日本閣がありました。
東日本大震災から数年後、宗教団体で育った3人の男女を主人公に描く社会派ドラマ。この宗教団体は、創価学会がモデルになっています。ズシッと心にきますね。学会の親子世襲の現実、リアルな選挙活動も描かれていて、うーんと心の中でうなることもしばしば。上映後に監督、主演のトークショーがあって、学会員を公言した観客の方から選挙活動のシーンは、リアルだったと評価されていました。
監督 : ケン・ローチ
出演 : デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ
評価 : ★★★★
キネマ旬報外国映画賞、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の社会派作品。社会的弱者を切り捨てる社会保障制度へのアンチテーゼと人間の尊厳とは?という痛切な問いかけを希望と絶望の両面で描き切った1本。日本の社会保障や雇用のセーフティーネットは大丈夫なのかと、身につまされる作品でもあった。
監督 : 石井裕也
出演 : 石橋静河、池松壮亮
評価 : ★★★
石井監督の作品は、「川の底からこんにちは」「舟を編む」などお気に入りが多いです。
本作は主人公2人の緩い日常を描いた作品。原作は、ポエムでそれを映像化まで持っていったところが、ある意味、監督の手腕とも言える。単に、原作を買い漁って、安近短で作るメディアミックス映画とは一線を画していると思います。
ヒロインの石橋静河の好演が光ります。まるで違和感を感じさせない役作りは見事でした。

監督 : ライアン・ジョンソン
出演 : マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライヴァー、デイジー・リドリー
評価 : ★★★
新3部作の2本目。スピンオフの「ローグ・ワン」か素晴らしかったので期待して観たのですが、少し長く感じました。"ジェダイ"の定義などで、ファンの間で物議を醸したようですが、私は1作目から感じていました。ジェダイ騎士ではないキャラクターが、ライトセーバーを振り回すことに少し違和感を感じていたのです。ルーカスフィルムがディズニー傘下となって、少しテイストが変わってきているのではないかと感じた1本。追悼、キャリー・フィッシャー。

監督 : 滝田洋二郎
出演 : 吉永小百合、堺雅人
評価 : ★
年明け早々、完成披露試写会に行きました。見方を変えれば、反戦映画の側面もあるのでしょうけど、小百合さんは「神聖にして犯すべからず」ですから、彼女に弾は当たらないし、悪い奴も彼女の前では善人になってしまう。この「ルール」みたいなものは、この作品でも貫徹されている。途中、ミュージカル風というか演劇のようなシーンに切り替わるので、何なんだろう…と思いました。ラストは、ちょっと考えられませんでした。無理がありましたね。滝田監督、苦労されたと思います。

監督 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : メリル・ストリープ、トム・ハンクス
評価 : ★★★★★
以前、書きましたので重複しますが、今年いちばん良かった作品です。
「隠ぺい」は、今の日本では当たり前ですが、公開する勇気は日本にはないと思います。メディアが、完全に政権の軍門に下っているからです。そのイライラを吹き飛ばすのが、自由の国であるアメリカです。ここでも「公文書」の重要性が問われます。求められるのは「勇気」と「正義」です。
全体の感想としては、洋画の勢いの復活を少し感じます。これは、もちろん邦画の実写作品の質的低下による反射的な効果も要因の一つです。実質的な興収の屋台骨を支えている邦洋のアニメは、まったく観ていません。
トレイン・ミッション

監督 : ジャウマ・コレット=セラ
出演 : リーアム・ニーソン、ヴェラ・ファーミガ
評価 : ★★★★
日比谷のTOHOシネマズで鑑賞。座席の傾斜が工夫されていて、見やすい設計でした。
保険会社を突然リストラされた元警官が、いつもの通勤電車内で巻き込まれる密室型のサスペンス。製作がstudio canalなのでヨーロッパテイストのハリウッド作品というべきか。リーアム・ニーソンは、「96時間」シリーズをはじめ、この形が多いですね。ある陰謀が絡んだ殺人事件の証人が乗車している車内で、その証人を探す"ミッション"に巻き込まれていく主人公の葛藤が無駄なく描かれていると思います。前段となる陰謀とか殺人事件の部分は、ほとんどそぎ落として車内のシーンに特化したのが成功の要因。お約束的な展開も定石どおりに、違和感なくラストまでつなげているのは見事。私のご贔屓のヴェラ・ファーミガを堪能。警官役のサム・ニールが老けていて、気づかないくらいでした。
保険会社を突然リストラされた元警官が、いつもの通勤電車内で巻き込まれる密室型のサスペンス。製作がstudio canalなのでヨーロッパテイストのハリウッド作品というべきか。リーアム・ニーソンは、「96時間」シリーズをはじめ、この形が多いですね。ある陰謀が絡んだ殺人事件の証人が乗車している車内で、その証人を探す"ミッション"に巻き込まれていく主人公の葛藤が無駄なく描かれていると思います。前段となる陰謀とか殺人事件の部分は、ほとんどそぎ落として車内のシーンに特化したのが成功の要因。お約束的な展開も定石どおりに、違和感なくラストまでつなげているのは見事。私のご贔屓のヴェラ・ファーミガを堪能。警官役のサム・ニールが老けていて、気づかないくらいでした。
スリー・ビルボード

監督 : マーティン・マクドナー
出演 : フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル
評価 : ★★★★
娘を殺された母親が、その怒りを犯人を捕まえることができない地元警察に向けて3枚の屋外看板広告に掲出する。当初関係者の怒りは、それぞれに向かうのだが、やがてベクトルが同じ方向に収斂していくプロセスがとてもスリリングで、観ている私の予想を裏切ってとても面白い作品でした。
息衝く

監督 : 木村文洋
出演 : 柳沢茂樹、長尾奈奈、古屋隆太、西山真来
評価 : ★★★★
ポレポレ東中野で鑑賞。人生初の東中野でした。有名な結婚式場の日本閣がありました。
東日本大震災から数年後、宗教団体で育った3人の男女を主人公に描く社会派ドラマ。この宗教団体は、創価学会がモデルになっています。ズシッと心にきますね。学会の親子世襲の現実、リアルな選挙活動も描かれていて、うーんと心の中でうなることもしばしば。上映後に監督、主演のトークショーがあって、学会員を公言した観客の方から選挙活動のシーンは、リアルだったと評価されていました。
わたしは、ダニエル・ブレイク

監督 : ケン・ローチ
出演 : デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ
評価 : ★★★★
キネマ旬報外国映画賞、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の社会派作品。社会的弱者を切り捨てる社会保障制度へのアンチテーゼと人間の尊厳とは?という痛切な問いかけを希望と絶望の両面で描き切った1本。日本の社会保障や雇用のセーフティーネットは大丈夫なのかと、身につまされる作品でもあった。
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ

監督 : 石井裕也
出演 : 石橋静河、池松壮亮
評価 : ★★★
石井監督の作品は、「川の底からこんにちは」「舟を編む」などお気に入りが多いです。
本作は主人公2人の緩い日常を描いた作品。原作は、ポエムでそれを映像化まで持っていったところが、ある意味、監督の手腕とも言える。単に、原作を買い漁って、安近短で作るメディアミックス映画とは一線を画していると思います。
ヒロインの石橋静河の好演が光ります。まるで違和感を感じさせない役作りは見事でした。
スター・ウォーズ/最後のジェダイ

監督 : ライアン・ジョンソン
出演 : マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライヴァー、デイジー・リドリー
評価 : ★★★
新3部作の2本目。スピンオフの「ローグ・ワン」か素晴らしかったので期待して観たのですが、少し長く感じました。"ジェダイ"の定義などで、ファンの間で物議を醸したようですが、私は1作目から感じていました。ジェダイ騎士ではないキャラクターが、ライトセーバーを振り回すことに少し違和感を感じていたのです。ルーカスフィルムがディズニー傘下となって、少しテイストが変わってきているのではないかと感じた1本。追悼、キャリー・フィッシャー。
北の桜守

監督 : 滝田洋二郎
出演 : 吉永小百合、堺雅人
評価 : ★
年明け早々、完成披露試写会に行きました。見方を変えれば、反戦映画の側面もあるのでしょうけど、小百合さんは「神聖にして犯すべからず」ですから、彼女に弾は当たらないし、悪い奴も彼女の前では善人になってしまう。この「ルール」みたいなものは、この作品でも貫徹されている。途中、ミュージカル風というか演劇のようなシーンに切り替わるので、何なんだろう…と思いました。ラストは、ちょっと考えられませんでした。無理がありましたね。滝田監督、苦労されたと思います。
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

監督 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : メリル・ストリープ、トム・ハンクス
評価 : ★★★★★
以前、書きましたので重複しますが、今年いちばん良かった作品です。
「隠ぺい」は、今の日本では当たり前ですが、公開する勇気は日本にはないと思います。メディアが、完全に政権の軍門に下っているからです。そのイライラを吹き飛ばすのが、自由の国であるアメリカです。ここでも「公文書」の重要性が問われます。求められるのは「勇気」と「正義」です。
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