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試合結果
明治 55 vs.26 早稲田
ラグビー部  早稲田に29点差付け大勝利! 春季大会は3位で終戦/関東大学春季大会
早稲田大学A戦を終えて
ODL観戦メモ
沖縄は、今週、雨でAKB総選挙のイベント中止などがありましたが、九州は観戦日和というべき好天気で何よりでした。
今日は自宅でODL(On Demand Live)観戦でした。
協会の方(?)の会場での実況付きです。地元出身の選手は、出身校など丁寧に紹介してくれるので"地元愛"に溢れています。明治は7人、早稲田は8人、九州エリア出身の選手が今日は登録されています。
試合は、明治がスコア的には完勝です。今季の春シーズンの明治のカラーが良い点、悪い点で出た試合だと思います。その点からは、春季大会の総括としては良い試合だったのではないでしょうか。
春季大会は、帝京、東海に負けて早稲田、大東大、流経大に勝利。招待試合で慶應に負けているので3勝3敗の5分で終わりました。個人的には、良かった方ではないでしょうかと思います。
前半25分までは明治のゲーム
前半開始早々、早稲田ボールのスクラムを明治が押し込んでターンオーバーして早稲田陣へ一気に攻め込んだ。BK→FWとつないで、しっかりサポートについた前田のトライで明治が先制。その後も、SH福田のパントを早稲田がキャッチミスしたルーズボールにCTB森が好反応してトライ。更にFB山沢が自陣からアタックして一気に敵陣22m内に攻め込んで明治の連続スクラム。ここで早稲田は4度のペナルティ(3度目でシンビン)。認定トライは無く5度目のスクラムで明治はトライを取り損ねて逆に反則。その後も明治の攻撃の優位性が出て、FWのアタックからBKで仕留める形で山崎、山沢のトライで26 vs.0とリードに成功する。
ここまでは上々の出だし。攻めに回っている時の明治は強みが出るが、これまでの春季大会等の試合と同じく、ディフェンスの出足は遅めで、相手のアタックを受ける形で差し込まれるシーンもあり、少し気になりました。
早稲田がスクラムを修正し、流れは早稲田に
25分までの明治のスクラムの優位性が80分続けば、明治の圧倒するゲームになっていたかもしれません。
そこがゲームの面白いところで、早稲田が短い時間でスクラムの修正をしてしっかり対応してきました。ダイレクトフッキングで球出しの改善をし、その後は、組み方の工夫をしてきたのか、明治が押せなくなり、逆に明治のスクラムが劣勢となる場面が多くなりました。そうなるとディフェンス面で課題のある明治は、33分と終了間際に早稲田にトライを許して、試合がわからなくなりました。
この流れを変えるチャンスはありました。前半35分、早稲田のペナルティでSH福田がクイックに仕掛けて相手ゴール前まで持ち込み、サポートがしっかりついていればトライパターンでしたが、取りきれず、その後明治ボールのスクラムで更にペナルティを得た後、相手ゴール前5mのラインアウトのチャンスをミスで潰し、その直後の相手陣でのマイボールラインアウトも続けてミスをして得点できず…。この悪い流れが早稲田の2トライ目に続きました。前半は26 vs.14で明治のリードで後半へ。
後半は明治がセットプレーを修正する
後半は、明治がスクラムとラインアウトを修正して対応できたと思います。
自陣での攻防から山沢がインターセプトして強弱をつけた独特のスピードで独走して明治が先制。
SO堀米、FB山沢のロングキックでエリアマネージもしっかりやり、敵陣で相手ボールを2度チャージするなど反応も良く、明治が得点を重ねました。結果、明治の安定リードで後半は流れていきました。
後半最後はSHが怪我で退場したので、松尾がSHに入ったりする場面もありました。ほぼ試合が決まった後は、早稲田に2トライを献上。ディフェンスの課題は残りました。
セットプレーは万全か
スクラムは昨年に比べると格段に安定しているのは間違いないと思います。
ただ今日の早稲田のように相手が修整してきた場合や研究されている場合などに、それを超えて圧倒出来て初めて"本物"でしょうから、もう少しソリッドになっていく必要があると思います。
ラインアウトは、得点パターンとして生かせていないし、モールも"封印"したまま。秋以降のオプションとして、武器になるように期待しています。
課題のディフェンス
相手のアタックに対して、詰めないで受けるディフェンスは、秋には改善されていると思っているので良いのですが、もう少し、キリッとしたハードなディフェンスを観たいです。
相手に差し込まれて、継続されて、自陣に入られて、反則して、更にピンチになる的なわかりやすい方程式になっているので…ここの不安が無くなったらチームとしてかなり良い位置を目指せるのではないかと思います。
新人が活躍
試合を重ねるごとにパフォーマンスを上げているのは、やはり素材が良いのでしょう。
梶村、高橋(汰)、山村等々BK陣が怪我でいない中、山沢、森、石川等々、レギュラー陣を脅かす存在になることを願います。山崎も頑張っているし、バックスは楽しみです。
あとはFW陣ですね。FWは地味に鍛えてもらわないといけないので、箸本を始め、秋にはしっかり出てくると思います。

(※文中の固有名詞(選手名等)は敬称略とさせていただいております。) 

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