
試合結果
■明治 26 vs.40 帝京ODL観戦メモ
・ラグビー部 帝京大に敗北するもスクラムで手応え/関東大学春季大会・帝京大学A戦を終えて
今日からODL(On Demand Live)観戦です。
月寒は雨模様のようです。
前半、開始早々、明治は敵陣に攻め込むものの反則。その後の帝京ラインアウトをスティールし再びアタックを仕掛けるもインターセプトされて帝京が先制トライ。
その後、前半5分、明治の連続攻撃で鶴田がトライして同点。
前半は、明治の攻守のコントラストがくっきり出た時間帯。
攻めている時はの明治は、やや単調だがそれほど悪くない。CTB山崎は慶應戦に続いて見事なアタックでゲインするし、FWの連続攻撃もミスが多いわけでもなく悪くない印象。ただ得点を取るまでの緻密さというか精度に欠けていてトライパターンでチャンスを逃し、逃した瞬間に帝京に切り返されるという流れが続いて、結局前半は7 vs.26と帝京が大きくリード。
FB山沢は慶應戦に比べるとアタックもキックも伸び伸びとプレーしていた。自陣からのロングキックも良かった(メディカルスタッフと重なってダイレクトタッチの判定をされたりもして残念なシーンもありました)。
ただ攻撃については、ゲーム判断の"ブレ"はありました。前半、最後、敵陣に少し入ったところの明治が得たPK。PK⇒ラインアウトを選択せず、スクラムを選択。再びペナルティを得るものの今度はタッチに蹴りだして前半のゲームを終わらせてしまった。ならばPK⇒ラインアウトで攻撃か、距離はあるがPG狙いでは、と思った場面。まあチームとしての考え方があったのだと思います。
ディフェンスは相変わらず良くない。とにかく差し込まれる。差し込まれると10mくらいはゲインされるし、その後の連続攻撃を防ぎきれない。倒すタックルはしても、ボールはつながれる。おそらく春のシーズンは、こんな感じで消化していくものと思われます。
明治が敵陣で攻めていて切り返された失点が14点。まずは、この失点を、今後どう防いでいくのか。
後半は、スクラム優勢で明治が反撃。前半は互角もしくは優勢だった明治のスクラム。後半は相手陣深くの攻防ではしっかり押し切って認定トライを得るなどFW戦では上回る場面も多かった。
後半は、スクラムを起点とした明治の時間が多く、しつこく連続攻撃をすれば、さすがの帝京も反則を犯すし、明治の得点機会は増える。
70分を過ぎて、得点差は7点。先週の慶應戦と似てきました。
この時間のボールのポゼッション、エリアマネージをどう考えてプレーしていくのか。
慶應戦の時のレビューは多少生かされていたと思うが、結局、辛抱が足りなかった。
77分自陣からのアタックで、堀米が蹴ってしまい、これがミスキックとなりダイレクトタッチ。そこから帝京ラインアウト⇒モールでトライされて万事休す。後半は明治が19 vs.14でリードしたものの、前半の失点が響きました。
守りになった時の明治の脆弱さ。ここでしょうね。
セットプレーについては、スクラムは優位に戦い、ラインアウトはクリーンキャッチが多かった。相手ボールも何本かスティールもしました。
前半に山村君が怪我で森君に交代。後半、67分に箸本君が登場。
まとめ
明治は、前年の"弱点"や"トラウマ"を、翌年にまずは解消しようとする傾向があります。去年は、最後の最後でスクラムで負けたので、まずは今年はスクラムの再構築から…。
もちろん大事ですが、これは戦略の中では、パーシャルな要素です。スクラムも80分間、押し続けられるかというとそうでもないです。今日も明治がペナルティを取られたシーンもありましたし、1-2本は相手に組み負けることは想定されます。あとは得点に直結しない位置でのスクラムの選択は、時間とエリアを考えて対処した方がいいのかなと観ていて思いました。
ここまでの試合でスクラムを起点にトライを取ることはできるチームになってきているので、そこまでに至るプロセスとスクラムの先のプレーをしっかり作っていってもらいたいと思います。
モールディフェンスについては、"How~?"から入るんでしょうね。低さや入り方、コミュニケーションなど。ディフェンスが苦手なうちは、攻撃でも中々使えない。二律背反みたいなものですから、シーズンインまでに苦手意識は解消してもらいたいと思います。
今のディフェンスのレベルで2トライ差で済んだことを良しとして、課題を明確に改善していけるのかどうか。
対抗戦については、慶應と筑波に負けたら選手権出場の可能性は薄くなるので、ディフェンスの改善は必須ですね。
(※文中の固有名詞(選手名等)は敬称略とさせていただいております。)
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