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アルゼンチン戦満席ならず A席7000円「価格設定の失敗」反省
スポニチの記事より。
 日本ラグビー協会の坂本典幸専務理事は、今月の5日の日本代表―アルゼンチン戦(秩父宮)の観客数が1万8235人にとどまった原因を、来年に向け検証することを明かした。
 東京都内での理事会後に対応。相手は昨年のW杯4位、この秋唯一の国内での日本代表戦と話題性があったため観戦チケットの価格を高めに設定。「7000円のA席が余った。満席にできたと思う。価格設定の失敗は真しに受け止める」と話した。単価上昇で黒字となっており、来年の代表戦に向けてバランス重視の価格設定を検証していく。

 集客上、秩父宮を満員にできなかったのは「価格設定」の問題だから、今後検討するみたいな運営側のコメントです。
 価格設定は、あくまでマーケティング戦略上の一つの要素に過ぎず、今の運営側に特に欠けているのは、販促や宣伝などの地道な啓蒙活動とファンを増やすためのプロモーションやリピーターへのファンサービスなどラグビーへのコミットメントを高めていく作業ではないかと考えます。
 そもそもアルゼンチン戦が話題があったから、価格設定を高めにしたという根拠。協会の考える「話題性」の存在は、何をもって実感していたのだろうか。私的には、サンウルブズ参戦当初やスコットランド戦の時の方が圧倒的にラグビーのノイズは高まっていたと感じたし、アルゼンチン戦は事前のメディアの接触経験は本当に少なかった。
 黒字だからOKというロジックは、国内での日本代表戦に限ったものであり、かなり自己満足的な評価に聞こえる。2019年、W杯が実際に行われた場合、予選での外国チーム同士のカードが都心やローカル会場含めて満員になる保証などどこにもない。チケットはW杯価格できっと高いはずだから、むしろこのままだと、悲惨な結果が予想される。
 価格設定よりも、日本ラグビーがW杯に向けて目指すべきポジショニング、アピールしていくための中長期的なファン獲得のためのプロモーション戦略、ファンに楽しんでもらうための会場での演出やファンサービスを具体化していってもらいたい。
 もちろん並行して、ナショナルチームに参加する選手へのインセンティブや、将来の代表候補となる選手の育成プランを裏側でやるのは必須事項だ。