
<試合結果>
日本 16 vs.21 スコットランド
指揮官、レフリングに失望。ジャパン、スコットランドに16-21と惜敗。
惜しい〜日本、スコットランドと激闘!代表戦初の天覧試合も金星逃した
疲れました…
午後から渋谷でみっちり研修があり、終わってその足で味の素スタジアムへ向かう行程。
多少タイトなスケジュールながらも、スタジアム最寄り駅の飛田給駅には京王線の特急、準特急も臨時停車する特別編成だったので余裕で着くはずでした…ところが明大前に着いたときに、直前に起きた人身事故によって京王線がストップ…明大前駅員の振替輸送の案内によると「井の頭線で吉祥寺まで行き、そこから調布駅行のバスで調布に行き、さらに調布から飛田給まではバスが出ている」とのこと。そのバスが始発から目的地までノンストップで送ってくれるならいいのだけれど、どうやらそんな話ではなさそう…バスは乗れる人数に限度があるし、夕方のラッシュの時間帯に路線バスでノンビリ進んだら会場までは中々着かないぞ…結局、その話を信じることができずに明大前で解決する手段を模索することに…
ところが明大前という中途半端に動きにくい所で足止めを食らったというのと味の素スタジアム近辺の土地勘がまったく無いというのが重なり、自分の中では、ものすごく事態の打開策の選択肢が狭まって困難を極める。そもそもバス以外に代替の鉄道路線が無いという情報だったから(土地勘があれば下北沢に戻って小田急線の近い駅まで行ってタクシーとかという案があったかもしれない)。これは明大前で足止めを食らっている他のラグビー観戦目的の人たちも同じ。
結局、限られた選択肢の中でみんな同じことを考えてしまう。みんな甲州街道まで出てタクシーを拾おうと試みるも、まったく捕まらない。タクシー会社の配車センターに電話するもつながらない…。
(後日調べてみると、正しい振替の方法は明大前⇒吉祥寺⇒武蔵境⇒多磨という鉄道乗り継ぎで行くルートが速いのではないかと思いました。この案内を駅員がタイムリーにしてくれればおそらく試合には間に合っていたでしょう。)
私は割り切って試合の後半10分くらいでも観られればいいと思って、もう一度駅に戻って復旧の状況を確認すると、だいぶ先だけど、ちょうどキックオフの19時20分あたりに復旧予定らしい…とともに不通になっているのが新宿〜桜上水間らしいので、桜上水から先は折り返しで動いているかもしれない…そんな期待を抱いて明大前から2駅歩いて桜上水まで。雨だったらきっと歩いていなかったと思うけど。
そうしたら折り返し運転の京王八王子行の各駅停車に乗ることができました。
そんなこんなで、スタジアムの座席に着いたのは前半25分近辺です。スタジアムに入る前に大歓声が聞こえて、どうやら日本がトライを取ったらしいと…残念ながらリアルでは観ることができませんでした。
試合は、そのまでの疲れを吹き飛ばしてくれるくらいのスリリングないい展開。
茂野、田村のHB団のリスクを恐れない果敢なプレーが第1戦よりブラッシュアップしていて、日本はテンポよく攻撃できている。前半最後のスコットランドの攻撃も守り切って、13 vs.9で日本リードで後半へ。
後半は、日本が16 vs.9で7点差までリードするもののレイドローをはじめリザーブに置いた主力を出してきたスコットランドが地力を魅せた。
勝てそう、いや勝てるのではないかというところまで日本は奮闘。ただ相手ゴールラインを目前にしてノックオンがあったり密集でのターンオーバーやラインアウトのスティールなどチャンスを逃してしまう。取るべきところでとっておかないと、世界の強豪には勝てないのだというのを見せつけられた試合でした。
最後はセットピース。日本陣内に入ったところでのスクラムで反則。第一列を替えてプレッシャーをかけたスコットランドの集中力の凄さ。日本の攻撃を冷静に守り切った組織プレー。
負けたけどスカッとした試合でもありました。セットピースがW杯並みに強くなれば、もっといい試合ができそう。あとは得点力の精度。取る時には理詰めで取れるチームになってほしい。
ようやくW杯レベルのチーム力に戻ってきた感じで、今後に期待したい。
★スクラムは踏ん張っていたが、レフリーとの相性が厳しかった。

★成長した田村

★相手陣でのラインアウトがイマイチ

★体を張った金

★リズムを作った茂野

★相手陣に攻め込むもののあと一歩

★常にゲインするマーフィ

★誰もがトライと思った瞬間(ノックオン)

★今日もレイドローでした

★好試合に感謝

コメント
コメント一覧 (2)
やはり西武多摩川線が正解ですよね。味の素スタジアムに着いて、初めて西武線の駅が近くにあるのを知りました。京王線の飛田給しか最寄り駅がないという固定観念が今回の失敗につながったので、いい勉強になりました。
ベストなロケーションで観戦されたとのことで羨ましいです。
日本代表は、ようやくエディさん後のリセットからチームがまとまってきた感じがしました。サンウルヴズ参戦でレベルの高い試合を春のシーズンから経験できたのも大きいと思います。
振れ幅が大きい田村もプレーが安定してきて、いつかは田村兄弟での国際試合が観てみたいものです。
日本は、得点できるところでできなかったこと、そこにつながったミスなど厳しい経験をしたと思います。セーフティリードで戦えていたら、スコットランドももっと余裕のないゲームを仕掛けてきたのではないでしょうか。
そこに強豪国の強みみたいなものを感じました。
ほどよい世代交代も始まって、2019年には明治の精鋭も国際試合の舞台にたくさん出場してもらいたいものです。
私は以前、武蔵境に住んでおりましたので、その西武多摩川線乗り換えの経路は正しいとおもいます。
さて試合ですが、幸運にもスコットランドベンチ真後ろの最前列に席を得られましたので、とても興奮しながら且つ、感慨深く観ておりました。
勿論日本代表に勝って欲しくて目一杯応援していましたが、同時に、本気のスコットランド相手にこんなにいい勝負ができるレベルになったんだなと感動もしていました。
特に茂野、田村のNECコンビは素晴らしい働きでしたね。
ひかる君も駿太君らと来ていましたが、是非3年後にはこのグランドに一緒に立ってもらいたいです。松田君も今後の代表に必ず必要ですのでこの試合を糧に成長してほしいです。
帰宅してからスコットランド協会のホームページをのぞいたことろ、本日の試合のアップデートがありましたので読みましたが、対日本のテストマッチ無敗記録は継続されたところ以外は、けっして楽な展開では無かった事が書かれていました。
やはりスーパーラグビー参戦により個々の努力も相まってレベルが上がっているようですね。