<試合結果>
明治A 48 vs.22 筑波A (関東大学春季大会)

ラグビー部 FW勝負で筑波大を圧倒しダブルスコアで勝利!/関東大学春季大会
八幡山日誌 (143)雨にも負けず、北島ラグビー祭今年も開催!
筑波大学A戦を終えて
流経大戦以来、久しぶりの八幡山観戦。
早朝からの雨のおかけでいくつか予定が変わったりして、今日は北島ラグビー祭の懇親会は残念ながら不参加となり、vs.筑波戦のみ観戦ということで八幡山を訪れた。
今日は北島先生を偲んでのイベント。OBの姿もちらほら。昨年の中村主将、須藤君、松橋君。高橋善幸さん、西原さん、藤田さんなどなど懐かしい人たち。
明治も筑波も卒業生のレギュラー比率が高かった分、今年はリフレッシュされたチーム。
明治は、成田が怪我、堀米も怪我(親指に大きなギプスをしていました、今季は厳しいという噂も…)。経験値のあるBKが抜けるという非常事態をどう戦うか。
明治は開始早々、相手陣でのマイボール・ラインアウトをしっかり組んでそこからのFWの連続攻撃で先制。しかし、その後の明治陣での筑波の連続攻撃を守り切れずに被トライ、更に自陣でのペナルティからのPGもあり筑波リード。
接点では筑波がやや優勢。接点は筑波が低く入ってくる。明治は中々、ブレークダウンでボールを奪えない。
筑波戦でのキーと思われたFW戦では明治が優位。その後の敵陣でのスクラムからNo.8前田のトライ、続くFW戦で近藤のアタックでトライ。前半は17 vs.10で明治リード。
ただ明治は前半20分付近で梶村が怪我で交代。成田、堀米、梶村と春季大会は怪我のオンパレード…
後半は相手キックオフからのボールを自陣から展開するも、筑波ディフェンスに絡まれてペナルティ。筑波のPK⇒ラインアウトモールから被トライという同じパターンで後半2つやられた。おそらく自陣からのアタックを起点としたプレーを明治はトライアルでチャレンジしていたと思う。うまく抜ければ継続して敵陣へ、相手ディフェンスが厳しければキックでエリアを取るという戦略。今日は、その前段階で筑波に捕まってペナルティを犯す。単純なパスから個人の力で抜こうとして失敗していたケースが多く、あと一工夫欲しかったところ。
後半の最初はそんな流れで一時は同点に追いつかれるものの、前半から優位性を保ったスクラムトライも後半2つあり、FW戦で常に優位に立った後はBKのトライもあり筑波を突き放した。
この時期、例年だとスクラムやラインアウトのセットピースが不完全なことも多い中、今日はスクラムで3トライ。これが帝京他に通じるかはわからないけど、勝敗を決めたプレーではあった。
ミスは相変わらず。敵陣深くでのラインアウトは3連続ミスしてリズムがつかめなかった。あとはタックル。昨年の春季大会と同じく二人目のタックルが遅いので相手に立ったまま繋がれるシーンがしばしば。これがピンチを招いたきっかけのひとつ。
あとは敵陣でのFW戦。前述のようにセットピースではスクラムトライも3つあり優位性があったが、ピック&ゴーでのFW攻撃は球出しやアタックのリズムが悪くFW単で行くケースが多々あり、それを相手ディフェンスに押し返されるという場面を何度も観させられた。
パントは数回試みるも成功したのは最後のみ。キャッチャーが自陣サイドにタップして、マイボールにしてそこを起点に攻撃をすることができた。こんな感じのプレーの精度があがってくれば面白い。
さあ、勝利の陰に課題有り。勝利の陰に負傷者有り。結果として、春季試合は怪我人を出してしまう結果となったが、そこはやりくり。やりくりできる人材がいるのが明治クオリティなのだから、ポテンシャルの高い若手はどんどん使って、今年はあくまで総力戦。
桶谷主将が80分戦えるようになり、FWでは新妻、古川、前田は安定してきた。近藤はよく声を出している。あとは全体のブラッシュアップ。そんな感じの筑波戦でした。
<週末の主な結果>
■関東大学春季大会
・専修大 19 - 40 日本大
・流通経済大 40 - 19 中央大
・大東文化大 90 - 12 青山学院大
・拓殖大 26 - 38 法政大
・明治大 48 - 22 筑波大
・早稲田大 5 - 57 慶應義塾大
・日本体育大 36 - 40 立教大
・成蹊大 5 - 69 関東学院大

★前半早々のラインアウトからのFW攻撃でNo.8前田のトライ
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★前半No.8前田のスクラムトライ
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★第三列のアタック
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★後半のスクラムトライ
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★後半出場の1年矢野のアタックで大きくゲイン
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★FWのアタック:舟橋、古川、桶谷
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★80分フル稼働の古川
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(※文中の固有名詞(選手名等)は敬称略とさせていただいております。)