土曜日は晴れたので、気分転換に人生初の葛飾柴又へ。
勝手知ったる映画『男はつらいよ』の舞台である。
柴又へは京成線で行くのだが、京成線は今一番理解するのが難しい…くらい色んな路線が乗り入れている。
京急線・都営浅草線・京成線・北総公団線などなどが千葉に向かうに連れて分化していくので乗換のポイント(押上や青砥、高砂など)が多いので気が抜けない。
乗換案内で調べて、青物横丁から乗って、途中、泉岳寺で都営浅草線から来た佐倉行の快特に乗り、高砂でさらに乗り換えて京成金町線で柴又へ。
各駅停車を回避すればそれほど長くは感じない。
帝釈天の参道を歩いて、帝釈天でお参りをして、その足で山田洋次ミュージアムと寅さん記念館を見物して帰宅。
寅さん記念館は、とらやのセットを見事に再現していた他、寅さんの歴史をミニチュアモデルで紹介するコーナーや映画の名場面を選んで観ることができるスペースなど予想以上に充実していたのに驚いた。これなら好きな人には一日いても飽きないと思う。
寅さんが生まれて、妹さくらとともに少年時代を過ごした時代が時代順にミニチュアモデルのセットで紹介されているのですが、その時代はまさに戦争が色濃く日本を支配していた時代で、今の安保法制のゴタゴタを観るにつけ、この映画に秘められた反戦のメッセージを改めて実感した次第です。
たまたま今日はBSジャパンで『男はつらいよ』第26作"寅次郎かもめ歌"(昭和55年公開)をオンエアしていました。
シリーズの中では個人的には大好きな1本で劇場に2回行って、DVDも買いました。
キャンディーズ解散後の伊藤蘭がマドンナ役でしたが、とても綺麗で魅力的です。また本作では定時制高校がフィーチャーされていますが後の山田監督の映画『学校』につながる原点になっていて大変興味深い。
寅さんが定時制高校に魅せられて、願書を出したことが最後にわかるのですが、寅さんが中学を中退しているため入学資格がないことを先生(おいちゃんを演じた松村達雄)がさくらに伝えるシーンは、今でも胸がつまります。
その時の願書の証明写真の寅さんの顔がしかめっ面でとても面白いのですが、その願書らしきものがミュージアムで展示されていました。
帰宅途中、北品川の砂場でそばを食べようと思い行ったところちょうどお昼の営業が終わってしまったところで…近くのインドカレーの店BIJIYA(ビジャ)に初参戦しました。暑いしカレーもいいかなという気分だったので。
いつも散歩で店の前を通って気にはなっていたのですが…外から見た店内の暗さとあんまりお客さんがいるのを見たことがなかったので中々入る勇気がなかったのですが、結構いい店でした。
100円追加で頼んだガーリック付ナンがとてもおいしくて、珍しくおかわりしてしまいました。(1枚目まではサービス、トッピング代は別途チャージ)。
店内からは外は明るく見えるので、ガラスのせいですね。なんかもったいない。
★柴又駅前の寅さん
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★とらや(映画4作目までのロケ地)
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★寅さんミュージアム
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★帝釈天で買った寅さんのお守り
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★『男はつらいよ』第26作"寅次郎かもめ歌"
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★柴又駅前のあかちょうちん春。吉田類の酒場放浪記、おんな酒場放浪記でも紹介されたお店。ママがいました。
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★BIJIYA(ビジャ)のチキンカレー750円也。ガーリックのトッピングが別途100円プラス。
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