予報がぴったし当たって昨晩からの雨。いや予報以上に今日は強い雨となっている。
会場が熊谷とか地方ならば観戦はあきらめるのだが、秩父宮だったので意を決して出かけることとなる。
雨合羽などは用意していないので、屋根のあるいわゆる“南スタンド”にての観戦。
しかし寒い。気温は16℃だったらしいが、思い切ってダウンベストを着ていって良かった。
自身の記憶では、日体大戦は雨が多い。2004年の足利での対抗戦は雨の中、電車を乗り継いで観戦に行った。昨年の熊谷はひどい雨だったので観戦は断念。
しかし同率順位なら得失点差が影響する対抗戦は、雨の影響は否定できない。特に下位チームで得点を稼いでおかないといざという時に“ルールの規定”で痛い目に合う。なので今日の明治は昨年に続いて結果としてアンラッキーだ。
前半、予想通り、キックでもボールがグラウンドで弾まないし止まるし、当然のことながらハンドリングエラーが増えるので試合はこう着。明治は敵陣でのスクラムから圓生のトライ(対抗戦初?おめでとう!!)で先制するも、その後自陣での攻防が続き、前半終了間際での上田のトライで14 vs.0での折り返し。
後半は開始早々から敵陣でのボール支配が奏功してトライを挙げて突き放した。結果41 vs.0で明治の完封勝利。
雨で寒い中、選手のみなさんはお疲れさまでした。けが人はなかったようなので良かったです。
晴れていれば80点くらいは取りたい相手でしたが、この天候では仕方ない。ボールを展開すればするほど必然的にリスクが増える中、良く守り切ったと思います。
ただここまでの試合を観る限りは、モールでトライを取るシーンは無く、明治らしいトライのオプションが減っているのが懸念材料でしょうか。昨年のような強いFWにCTB西村が9人目のFWとしてモールに加わってトライに持っていくようなシーンが見られないので、やや心配です。敵陣ゴール間際の攻防も、持ち込んでの“カニ歩き”が多く、決定打に欠けているので、上位校との対戦では精度が求められるでしょう。
ただ下級生が多いので、試合ごとに経験を積んでほしいし、ようやく主将・副将の圓生・西村がフルタイムで試合に出たということは良かったのではないでしょうか。ただもっと4年は声を出して鼓舞して欲しかったかな。
まあ試合内容は違いますが、雨中の明治 vs.京産大戦(吉田キャプテン時代)を思い出しました。ボールを数多くつなぐリスクを考えるとボールにもっとも絡むSHの役割と意図した少人数でのBKのプレーでのトライというのがかなり有効だったと思います。このあたりがもう少しできれば、もっと得点はできていたのでしようが。
とりあえず何とか勝利してこれで3勝。大学選手権出場の必要条件は満たしたのでは。十分条件は、次回の慶応戦に勝つこと。
続く、好カードの帝京 vs.筑波は前半まで観戦。筑波は山沢のキックがイマイチ。相手BKにフリーでボールを渡すことが多く、結果ピンチを招いた。筑波は接点やディフェンスでの自信があったとはいえ、エリアマネージで優位に立てなかったことが敗戦につながった(10 vs.3で帝京の勝利)。筑波は3敗で対抗戦優勝からは脱落。
明治はとにかく11.3の慶応戦にフォーカスして残りの2週間をきっちり補強して練習してほしい。昨年のようなFW/BK一帯の攻撃は期待できないので、まずはセットプレーの精度とディフェンス力を上げてほしい。
ここが今年の明治の肝となるだろう。
圓生、先制Tで勢い!明大が日体大を零封/関東対抗戦(サンスポ)
ラグビー部 主将、副将がスタメンに復帰し日体大に完封勝利/関東大学対抗戦(明スポ)
★どしゃぶりの中の円陣
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★圓生が押し込んで先制のトライ
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★後半の圓生の突破
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★後半の上田のトライ。今日2トライ目。
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★SH浦部が、うまく抜けてトライ
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★田村のGK。水しぶきが舞う
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★本日、切り込み役で大活躍の牛原のトライ
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★後半は敵陣での攻防が多かった
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★ラスト、加納がクイックに反応してトライ
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