今日は元旦、映画の日(\1,000均一)ということもあり、川崎の東宝シネマズに「相棒Ⅱ」を観に行きました。洋画で面白いのがあればハシゴして2本立てにしようと思っていたのですが残念ながら無かったので、今日は1本のみ。洋画で評判の高い「アンストッパブル」「フェイスブック」はもう少し待てば公開なのでそれまでの楽しみです。
さて「相棒Ⅱ」。私は「相棒」好きでシーズンのほとんどを視聴済みなので、事前の予備知識などは特に無しに鑑賞できました。
前作の劇場版のPart1に比べると、作品自体のスケールはこじんまりしています。ただ予算をケチったというわけではなく、警視庁籠城事件を舞台にしているので、ある意味密室劇のパートが多く、設定が警察庁 vs.警視庁という対立構図をベースとしているのでまったく問題はありません。
警察庁 vs.警視庁という対立構図は、「踊る大捜査線 The Movie」の副総監誘拐事件のの際でも身代金をどちらが用意するかなどで、その対立が若干描かれていますが、警察庁による警視庁支配というものがもとから根底にあるのでしょう。
杉下右京はキャリアですから、本来なら警察庁のメンツということですが、その省庁対立により起こった陰謀に果敢に立ち向かっていくストーリーは、非常にスリリングであります。
ただし、洋画を良く観る方には、ハリウッド映画でよくあるストーリーと感じる方もいるかもしれません。例えばCIAが自らの発言権を強くするために、テロや戦争を意図的に起こすというくだりは、この映画にオーバーラップします。
昨年に東京カレンダーの編集長さんと会食した際に、試写を観られた彼が「あるレギュラーメンバーが死ぬかもしれませんよ」と言っていたので、気にして観ましたが確かにあります。しかしここでは敢えて書かないことにします。
登場人物の新陳代謝を定期的?に計っているシリーズなので、リフレッシュが必要だったのかどうか。亀山刑事が去り、津川雅彦演じる法務大臣も監獄に入り去り・・・と結構キーとなるキャストが消えているので、今後のTVシリーズの展開も要注目ですね。

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