この週末はトップリーグが再開されたこともあり、関東大学リーグ戦や関西大学Aリーグの試合をTV観戦して過ごしました。
トップリーグは終盤に差しかかりました。個人的には今年は福岡サニックスのゲームに注目しています。昨年あたりから攻撃型のラグビーを標榜に揚げた試合内容が観ていて楽しく、今年はカール・ヘスケスなどの強力外国人選手の補強もあり、ますます楽しく観ています。やっぱり外国人パワーは凄く、神戸製鋼戦などは後半一気に相手を一蹴したという好試合でしたが、逆に三洋電機あたりとはまだ実力差が出てしまっていました。週末は今期不調のヤマハに対して僅差の敗戦、まだまだ上位を狙うには力不足ということでしょう。
大学の注目は、選手権の常連、古豪と言われている同志社と法政が選手権に出られるかどうかという瀬戸際にあえいでいるということです。一昨年の明治も選手権出場を逃しましたが、ここ数年は古豪が苦戦しているようです。実は今に始まったことではなく、5年、10年くらいの周期でみれば低迷期というのは必ずあります。ここ10年の明治しかり、清宮早稲田になる前の数年間の早稲田、90年代の慶応なども低迷期がありました。一旦低迷期に入ってしまうと抜けるのに少なくとも5年や10年すぐに過ぎてしまうというのが恐ろしいところで、これを食い止めるのはとても大変なことだと思います。単に選手補強すればよいというわけでもなく、また素晴らしい指導者をすぐには見つけるのは難しいことでしょう。
今年の関西リーグは混戦で、今日の試合を勝つ、負けるで大きな違いが出てきてしまうとの事。立命館 vs.京産大は、両校にとっては選手権出場がかかっているし、同志社にとっては立命館が勝ってくれないと選手権に出れないどころか入れ替え戦に回る危機になるという非常事態なんだとか。結果、京産大が勝つという意思がプレーに表れ、圧勝。これにて同志社の選手権出場は無くなった。30数年ぶりとのことである。
関東のリーグ戦は、東海 vs.関東学院は、時代の流れを感じた試合。48 vs.7という大差で東海大の圧勝。昔なら考えられない結果に観ていて驚いた。関東らしい老獪なブレイクダウンのプレーやスピードを生かしたバックス展開など往年の輝きがまったく感じられない。やはり例の事件の後遺症か、関東も低迷期に入っているのだろう。
そしてその前座の試合は伯仲し、大東大が日大を下した。この段階では、この勝利が法政の選手権出場を利したことになるのかなと思っていたが、当の法政が流経大に負けたことで大東大が一気に選手権出場を決めたとの事。1勝の重みは大きいということでしょうか。
これで大方、大学選手権出場校が出そろってきました。今年はシード制&抽選の組み合わせなので、明治の相手は一回戦はリーグ戦、関西、九州の中からだと思いますが、早稲田に勝てば、準決勝では東海とぶつからない組み合わせ、逆に早慶帝京のどれかと当たることになります。
さて籤運でみたらどの組み合わせがいいのやら。まずは1試合1試合勝ち進めばいいことでしょうが。実はドキドキしてしまいます。