自分にしては珍しい「相棒」以外の連ドラを続けて観ることになった「泣かないと決めた日」。お約束的な演出が、実はそれほど嫌味でないところが、自分としては気に入っているのかもしれない。
第5話は、恋人を杏に奪われるは、会社では「偽ブログ事件」で相変わらずいじめられるはで、ビルから飛び降り寸前、藤木直人レスキュー&体調崩して入院、退職願提出まで追い込まれてた主人公が自分を取り戻すまでのお話し。
予想通り、藤木直人の出番が増えてきた。今回のドラマは完全に“いい役”で美味しい。この後、例えば、彼と杏とのエピソードがあるかないかで展開は多少は変わるのだろうけど、たぶん無いと思う。もうこのままカッコいいままで行ってくれという感じ。
並行して、部署の面々と一人ずつ和解していく話も進んでいき、次回はDVに悩む社員の話しだろうし、今後は木村佳乃の出番も増えていくだろう。彼女は、自分の営業成績でのし上がってきたけど、部下やチームのマネージが全く駄目。そのあたりを段田安則扮する部長に徹底的にやられまくって、アル中全開になるわけだけど、藤木直人は毎回、彼女にいいアドバイスを与えてくれたりする。彼女は、根は悪くない人間なので、今後はどのようにキャリアという面で成長していくのか、その過程での主人公との関わりあいが一つの軸となる。
さて主人公はあっさり妹の手術も成功して、怪我の原因のトラウマもさようなら。後は、要潤を取り戻すだけか。でもそこは、杏のお邪魔虫はお約束・・・
でも大映テレビ並みの、杏のストーカー行為やら、今回の妊娠告白(たぶん嘘)やらが出てきて、なんとか女性週刊誌レベルの視聴者に継続視聴のモチベーションを与えているのだろうけど、彼女のキャラクターとしてのバックグラウンドの描き方が希薄だから、「なぜ、そこまでするか」と見ていて思う。まあ終わりに近づくに連れて、多少は描かれるのだろうけど、大体、付けたし程度の場合が多い。
なんと視聴率が12.7%にまで伸びてきた!!中毒患者、増殖中。
ここまできたら、責任もって最後まで観るぜ!