週末は、亡くなった藤田まこと氏を偲ぶ追悼番組がいくつかあったけど、BS含めてその大半が「はぐれ刑事純情派」だったのが残念。彼の真骨頂である中村主水が魅せる「必殺仕事人」がまったく放映されなかった。過去の仕事人の特番を流すより、「新・必殺仕置人」の中からのベスト・エピソードを放映するといった趣向をテレビ朝日にはやってほしかった。
「はぐれ刑事純情派」って、刑事物としては、旧来の形式(日本の警察組織を無視した、一所轄署が一級殺人まで、とっとと解決する)を踏襲していて、それを登場人物の「人情」劇風に仕立てているというのが特徴だ。
だから2時間ものの特番だと、スケール感を出すために地方ロケなんかもバンバン入れてくるんだけど、東京の所轄署が地方までわんさか出て行って捜査しまくり(その間、山手中央署管内で事件が起きたらどうなるの?)、しかも結構いいホテルなんかに泊まったりする。その割に、地元の所轄のスタッフなんかはあんまり出てこなくて、おざなりになっているところが、キャラ中心のこのシリーズの「見せ場」でもある。捜査権とか指揮体系などまったく無視されていて、まさに安浦刑事の独壇場ワールドなのだ。
もうひとつは、第一級殺人を追う割に、みんなが拳銃不携帯だったりと、結構無防備なのも特徴。視聴率狙いで、特番で若手刑事の殉職なんかをやるんだけど、ほとんど「見殺し」に近いストーリー展開になる。単身説得に行く若手刑事、それを車とか船の陰で見守る安浦刑事(藤田まこと)等面々。犯人に「やられる!」というのに援護射撃も無く・・・結局撃たれたり刺されたりして、さあ息を引き取るか、という瞬間に詰め寄って抱き上げて、「お前は素晴らしい刑事だ」なんて言っちゃったりする。
そんないい加減さが結構、定番的にうけて、高視聴率の長寿番組になったのでしょう。
もうひとつ、若手刑事には、なぜかジャニーズタレントが多かった。TOKIOの城島、少年隊の植草、関ジャニ君などなど。これは結構、不思議だった。
「はぐれ刑事純情派」って、刑事物としては、旧来の形式(日本の警察組織を無視した、一所轄署が一級殺人まで、とっとと解決する)を踏襲していて、それを登場人物の「人情」劇風に仕立てているというのが特徴だ。
だから2時間ものの特番だと、スケール感を出すために地方ロケなんかもバンバン入れてくるんだけど、東京の所轄署が地方までわんさか出て行って捜査しまくり(その間、山手中央署管内で事件が起きたらどうなるの?)、しかも結構いいホテルなんかに泊まったりする。その割に、地元の所轄のスタッフなんかはあんまり出てこなくて、おざなりになっているところが、キャラ中心のこのシリーズの「見せ場」でもある。捜査権とか指揮体系などまったく無視されていて、まさに安浦刑事の独壇場ワールドなのだ。
もうひとつは、第一級殺人を追う割に、みんなが拳銃不携帯だったりと、結構無防備なのも特徴。視聴率狙いで、特番で若手刑事の殉職なんかをやるんだけど、ほとんど「見殺し」に近いストーリー展開になる。単身説得に行く若手刑事、それを車とか船の陰で見守る安浦刑事(藤田まこと)等面々。犯人に「やられる!」というのに援護射撃も無く・・・結局撃たれたり刺されたりして、さあ息を引き取るか、という瞬間に詰め寄って抱き上げて、「お前は素晴らしい刑事だ」なんて言っちゃったりする。
そんないい加減さが結構、定番的にうけて、高視聴率の長寿番組になったのでしょう。
もうひとつ、若手刑事には、なぜかジャニーズタレントが多かった。TOKIOの城島、少年隊の植草、関ジャニ君などなど。これは結構、不思議だった。
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