オリンピックが始まり、TVも特番が増える。エコポイントで、今買い時のハイビジョンTVに買い替えた層も多く、TV番組の視聴率にも大きく影響しているのだろうか。またスポーツイベントがあると、レンタルビデオが客を取られて不振になるというトレンドもある。今年はセルのみだが「THIS IS IT」はオリンピック前に発売したので、うまくノイズアップを生かしきれた成功例だ。逆にこの時期は、映画の新作を公開しても中々話題に上がらないから辛い。シーズナリティぴったりだった「バレンタインデー」などはもっと盛り上がっていいはずなのに。
しかし、TV局のジャニーズへの相変わらずのすり寄りというか・・・恩を売って後のドラマやバラエティのブッキングにつなげていきたいという思惑もわからないではないけれど・・・やっぱりオリンピックのキャスターとして起用するのはどうかと思う。彼らの声で、選手の気持ちやプレーを代弁されてもやっぱり深みがない。でもこれ以上は言わない。ジャニーズばかりではないけれど・・・テーマソング、イメージソングと銘打った曲がずっとパックで流されていると、オリンピック自体もバレーボールみたいなイベントなのかとふと思う時もあるのだ。こんなとき、昨晩放映したNHKの「大逆転スペシャル」は、極めて良質な番組作りで評価したい。

さて「日曜劇場・特上カバチ!!」は、8.8%と再び10%を切った。NHKは「龍馬伝」から続くオリンピック特番の流れが高視聴率だった。
「ヤマトナデシコ〜」が少し盛り返して8%台まで持ってきた。これは不思議。
映画「ロストワールド」も10%そこそこだったので、視聴者の気持ちはオリンピックということだろう。
「SMAP×SMAP」15.7%、「コード・ブルー2」15.1%と安定。「ひみつの嵐ちゃん」14.1%も悪くない。バラエティは、日テレが安定している。

昨日のNHK スポーツ大陸 大逆転スペシャル「どん底からの金メダル〜ノルディック複合団体〜」「絆でつかんだ栄冠〜長野五輪 ジャンプ団体〜」は感動した。特にジャンプの金メダルの舞台裏は泣けた。テストジャンパーという表舞台に出られなかった選手たちが、吹雪の中、大会を続行可能であることを証明するべく、危険な中、テスト飛行していく姿は心打たれました。ちなみに6~8%の視聴率を獲得。やっぱり日本人の心には、長野五輪のジャンプの感動シーンが刻まれています。