昨日のニュースの続編。かなり前向きと捉えられそうな感じもしますが・・・一部では協会収入に貢献しているのは、早慶明のそれぞれの試合が圧倒的だから、それを無くすわけにはいかないだろうと。それはごもっとも。早明戦・早慶戦は、トップリーグより集客力あるわけだから、止められるわけない。結局、伝統校プラス関東学院あたりの組み合わせが、精一杯というところか。そうなると「交流戦」なのかななんて思ってしまう。以下サンスポの続報。

各チーム前向きの姿勢…対抗戦とリーグ戦統一で活性化期待
 関東大学ラグビーのグループ統一へ向けて、1部リーグに所属するチームの指導者、選手が4日、前向きな見解を示した。前日に行われた関東協会理事会で「検討委員会」(名称未定)の設立が承認され、将来的に対抗戦、リーグ戦両グループを一本化する問題が浮上。“現場”では大きな拒否反応はみられなかった。

 40年を超える「分裂」解消へ動き出した大学ラグビー界。1部グループ(リーグ)参加チーム数や、人気の早慶、早明戦の扱いをどうするかなど検討事項は山積するが、チーム指導者、選手は敏感に反応した。

 この日、新主将に就任した対抗戦王者の早大・NO・8豊田は「大学ラグビーのレベルアップのためには、厳しい試合を増やす必要がある。(統合を)やるべきだと思う」と明言。秋シーズンからのハイレベルな戦いを強く望んだ。

 今季でリーグ戦2部に降格した立正大・堀越正巳監督も統合歓迎派。「下部リーグに下がるチームも出てくるが、現状以上に実力で淘汰(とうた)されるリーグになるのはいいこと」とした。

 関東ラグビー協会は前日、大学ラグビーの活性化を目的とした小委員会を発足させること決定。早大、慶大、明大などの対抗戦グループと関東学院大、法大などのリーグ戦グループについて、統合する必要があるかどうかなどを議題とするという。関東大学リーグは大学対校試合の形式を重視するラグビー伝統校と、総当たりのリーグ戦を主張する新興校との対立から、1967年に2グループに分かれた経緯がある。

 今季対抗戦2位、大学選手権では8季ぶりに決勝に進出した慶大・林雅人監督は「分裂した経緯などもわからない時代になった。協会内のルールが決まれば受け入れる」と容認派。97年度に対抗戦が2部化、グループ内の全チームとの対戦を義務づけたことも、大学版トップリーグ構想を後押しする。<ここまで>