ZARDの坂井泉水さんが亡くなりました。謹んでご冥福をお祈りします。
彼女のCDは、アルバムをメインでかなり買った方で、最近はベスト盤を購入し、よく聴いていました。

Golden Best ~15th Anniversary~ (特典DVD CRYSTAL ~Autumn to Winter~)(初回限定盤)(DVD付)


ちょうど1993年くらいでしたか、前の会社に転職する前にいくつか仕事を探す機会があり、彼女の所属するレコード会社の説明会に行ったことがあります。当時、“ビーイング系”と呼ばれて、WANDS,DEEN,ZYYGなど辞書には無いアルファベットの綴りのアーティスト名、ライブやTV出演を行わないシークレットなイメージ作り、カラオケでの歌いやすさにフォーカスした楽曲作りなどの戦略が大当たりして、一時代を築いた音楽集団です。
彼女はその中でもレースクイーンの経歴など一部のプロフィール以外はベールに包まれていて、松田聖子の従姉妹説などもあり、神秘に包まれていました。ただ、薄幸なイメージを少し感じさせる女性で、その最期も悲しいものでした。
ライブをやらず、楽曲メインのパワーで一時代を築いた功績は大きいでしょう。合掌。

それとは逆に、自殺した松岡農相、そして疑惑に絡んで本日自殺した緑資源機構の「陰のドン」旧森林開発公団の山崎進一・元理事。自ら命を絶つ、まさに死に値する罪を背負ったという証拠であり、日本の政治の腐敗を感じる。死んでしまえば、すべての罪が消えて、きれいになるという日本人の思想。死者に鞭打つのは美徳ではないという日本人特有の価値観を頼りに、今死んでおけば、疑惑追及も立ち消えになり自民党も参議院選挙をなんとか乗り切れるだろうという期待と圧力を背負いながら、最期に何を思ったのだろうか。
これでホッとしている与党を、野党は断じて許してはいけない。悪人が死んだからといって、年金や色んな問題が消えるわけではない。追求の手を緩めないよう、ここが民主党の正念場だ。