
★Newsweek最新号の映画特集=メインは『バベル』、DVDおすすめ20本は、こだわりに欠けた、少し凡庸というか一般的なタイトルが多かった。

★『バベル』今週末公開
菊池凛子のオスカー・ノミネートで一躍有名になった『バベル』。メジャー・スタジオの作品ではないのに、これだけ日本で話題にできるのは、さすがGAGAというかUSENグループのメディアミックスによる、あるときはゲリラ!、あるときはきめ細かく!という宣伝戦略が奏功している証である。とはいうものの作品的には、思い切り興味をそそるテーマではなく、日米のキャストが揃ったことのインパクトを打ち出したメッセージで、そこに日本映画のトレンド“泣き”のエッセンスをまぶしたキャッチコピーを入れて作りこんだ印象だ。
私はケイト・ブランシェットのファンなので、それ目当てでみる機会があるかもしれない。彼女はオーストラリア出身で、「エリザベス」でブレイクしたが、私が好きなのはどちらかというとやや小さめの作品ばかり。以下、DVDで発売されているので、ご興味があればぜひ。いろんな彼女を堪能できます。さすが演技派という作品ばかり。

★『オスカーとルシンダ』=彼女との初の出会いです。愛する人のために何かをしてあげたいという優男(レイフ・ファインズ)とギャンブル大好き女の切ないドラマ。全編オーストラリア・ロケで映像が美しい。

★『ギフト』=「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督の超常現象系スリラー。ミステリアスな占い師を好演。キアヌ・リーブスやグレッグ・キニア、ヒラリー・スワンクなど共演も曲者ぞろい。

★『狂っちゃいないぜ』=主人公(J.キューザック)の貞淑な人妻役。とにかくきれい。彼女がきれいなのは、この作品と『バンディッツ』の2本だと思います。題名どおりハチャメチャな人間ドラマ。アンジェリーナ・ジョリーのお宝映像も拝めます!!

★『シッピング・ニュース』=主人公(ケビン・スペイシー)をたらしこめて子供を作って、生んですぐに死んでしまうアル中・アバズレ女の役。しかし、強烈な印象を残した一本。
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