今年のゴールデン・ウィークから夏にかけては、洋画のラインナップが久々充実している。業界的には、興行収入が稼げるのは、お正月⇒夏休み⇒ゴールデン・ウィークの順番なので、今年は異例なのかもしれませんが、世界的に洋画作品も「世界同時期公開」が当たり前になってきています。これは、北米マーケット先行による海賊版の流布のリスク回避やシネコンの増加により、日本の配給会社(東宝、松竹、東急メイン)のブロック・ブッキングシステムの影響をそれほど受けずに、いい作品ならば、200-300スクリーンは、配給の系列を考えずにブッキングできることが出来るようになった背景があると考えられます。よって北米公開のラインナップが充実しているという流れで、GW-夏休みは、洋画は当たり年になるのではないかと思います。
まずは、GW-5月までの全国公開の洋画の要チェック作品をピックアップ!!

SP3

おすすめ度★★★★「スパイダーマン3」=とりあえず無難に娯楽を楽しみたい方にはお薦め。GWにサム・ライミ監督の若い頃の作品(「死霊のはらわた」「ギフト」など)をDVDでも楽しむのも良し!!劇場、混むだろうなあ・・・








Hunnibal_R

おすすめ度★★★★「ハンニバル・ライジング」=「007/カジノ・ロワイヤル」「バットマン・ビギンズ」「スター・ウォーズ:EP1-3」など、ヒット作の原点(なぜ、このキャラは生まれたのかをテーマにした作品)に戻って作った映画ばやりですが、これもその一本。アンソニー・ホプキンスのレクター・イメージを超えられたら合格点。






POTC3

おすすめ度★★★「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」=完全にジョニー・デップ様の映画になってしまった本作。前作を観た時に、「バック・トゥー・ザ・フューチャー PART2」のエンディングと似ているなあと思いつつも、きっとヒットしてしまうんだろうなあ。テンポがよくなっていることに期待!





ラブソング〜

おすすめ度★★★★★「ラブ・ソングができるまで」=続編ものが多い中で、貴重なラブ・コメの一本。大きな興行バリューのある二人ではないけど、ヒュー・グラントとドリュー・バリモアの二人なら観てて安心でしょう。「ラブ・アクチュアリー」の感動ふたたび!






Sunshine

おすすめ度★★★「サンシャイン2057」=大衆娯楽作品とは一線を画したいファンにはお薦め。英国のトンガリ監督ダニー・ボイル(「トレインスポッティング」「普通じゃない「28日後...」)の最新作。日本人のハリウッド進出が当たり前みたいになってきて、真田広之出演の事がイマイチ話題にならず、半ばカルト的作品になりつつありますが、骨太のSF作品に仕上がっています。