一応、映画のブログなんで、今日はおすすめDVDです。
『天使のくれた時間』という2001年公開の作品で、ブレット・ラトナー監督(「ラッシュアワー」「レッド・ドラゴン」「X-MEN3」)、ニコラス・ケイジ&ティア・レオーニ共演のちょっとファンタジーが入ったドラマです。
公開当時は、全然注目していなかったんだけど、たまたまチケットをもらったので観にいったのだが、これが思わぬ拾い物の良質の映画でして、不覚にもちょっと泣いてしまった・・・のであります。
原題が「Family Man」なので、平たく言うと“マイホーム・パパ”みたいなものですね。でも主人公(N.ケイジ)は、大手金融会社でM&Aを仕掛けるバリバリの独身貴族(かつて恋人か仕事かの選択で、仕事を選んでNYに旅立って、恋人(T.レオーニ)とはそれっきり)の生活を謳歌している。別れて以来、久しぶりにかつての恋人から電話をもらっていたのに、コールバックもしない男だ。それがクリスマスの朝、目が覚めるとなんと昔の恋人と子供二人にかこまれた家庭人(しかも車用品のセールスマン)になっていてびっくり。環境の変化に困惑して、なんとか本来の優雅な生活に戻ろうと格闘するのだが、だんだん自分自身を見つめ直していき、この“もうひとつの生活”を失いたくない!!、と思った瞬間に、目が覚めてしまうのだ。(悲しい
)
そこで大事な仕事をすっ飛ばして、昔の恋人に会いに行くと、そこにいたのはかつて「幸せな家庭を築きましょう」と言っていた家庭的な彼女ではなく、エリート弁護士になって、フランスに旅立とうとしている彼女だったのだ。(夢とのギャップが面白い
)
そこで彼は、旅立つ彼女を空港まで追っかけていって、「ゆっくり話そう」と訴える。このエンディングがオープニングの空港のシーンとつながって、ロマンティック。
私が思うに、おそらく彼女もクリスマスの夜に、主人公と同じ“もうひとつの生活”を体験していたのではないかと思うのだ。

天使のくれた時間 デラックス版
映画のビジュアルとDVDのビジュアルが違うのだが、個人的には映画の方が好きですね。これは二人で語り合うエンディングのシーンです。
USのDVDは、独身貴族のニコラス・ケイジがショー・ウィンドウを見ている絵で、ウインドウの中が、家族に囲まれて幸せな“もうひとつの生活”の自分になっていて、これもまたウィットに富んだアートで好きである。
私が感動したのは、昔の恋人を回想してしまったノスタルジーと、本当に自分が望んでいる生活は何!?と自問自答してしまった切なさからだったと思う。
でも心洗われるいい作品ですよ
『天使のくれた時間』という2001年公開の作品で、ブレット・ラトナー監督(「ラッシュアワー」「レッド・ドラゴン」「X-MEN3」)、ニコラス・ケイジ&ティア・レオーニ共演のちょっとファンタジーが入ったドラマです。
公開当時は、全然注目していなかったんだけど、たまたまチケットをもらったので観にいったのだが、これが思わぬ拾い物の良質の映画でして、不覚にもちょっと泣いてしまった・・・のであります。
原題が「Family Man」なので、平たく言うと“マイホーム・パパ”みたいなものですね。でも主人公(N.ケイジ)は、大手金融会社でM&Aを仕掛けるバリバリの独身貴族(かつて恋人か仕事かの選択で、仕事を選んでNYに旅立って、恋人(T.レオーニ)とはそれっきり)の生活を謳歌している。別れて以来、久しぶりにかつての恋人から電話をもらっていたのに、コールバックもしない男だ。それがクリスマスの朝、目が覚めるとなんと昔の恋人と子供二人にかこまれた家庭人(しかも車用品のセールスマン)になっていてびっくり。環境の変化に困惑して、なんとか本来の優雅な生活に戻ろうと格闘するのだが、だんだん自分自身を見つめ直していき、この“もうひとつの生活”を失いたくない!!、と思った瞬間に、目が覚めてしまうのだ。(悲しい

そこで大事な仕事をすっ飛ばして、昔の恋人に会いに行くと、そこにいたのはかつて「幸せな家庭を築きましょう」と言っていた家庭的な彼女ではなく、エリート弁護士になって、フランスに旅立とうとしている彼女だったのだ。(夢とのギャップが面白い

そこで彼は、旅立つ彼女を空港まで追っかけていって、「ゆっくり話そう」と訴える。このエンディングがオープニングの空港のシーンとつながって、ロマンティック。
私が思うに、おそらく彼女もクリスマスの夜に、主人公と同じ“もうひとつの生活”を体験していたのではないかと思うのだ。


映画のビジュアルとDVDのビジュアルが違うのだが、個人的には映画の方が好きですね。これは二人で語り合うエンディングのシーンです。
USのDVDは、独身貴族のニコラス・ケイジがショー・ウィンドウを見ている絵で、ウインドウの中が、家族に囲まれて幸せな“もうひとつの生活”の自分になっていて、これもまたウィットに富んだアートで好きである。
私が感動したのは、昔の恋人を回想してしまったノスタルジーと、本当に自分が望んでいる生活は何!?と自問自答してしまった切なさからだったと思う。
でも心洗われるいい作品ですよ
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